麻糸績み技能者「よりひめ」による
「着尺一反」の完成を目指します!

これまでの歩み

2015年よりスタートした、現代において「績んだ糸から布にする」プロジェクト。
麻糸績み技能者「よりひめ」を中心に、「麻糸産み後継者養成講座」受講生から希望者を募り、績んだ糸をつなげ、半幅帯が2本完成しています。
淡々と績み続けた先にあるものが、大麻布という一つの形となりました。

そのうちの1本は、皆様にご体感いただけるよう「あなたと育てる、百年帯プロジェクト」にてレンタルを実施しています。

新たなチャレンジ〜着尺一反

着尺一反とは、大人ひとり分の着物を作るのに必要な布地です。
日本古来の大麻布の場合、一反の布に必要な糸の量は1,600gと言われています。
全てが手仕事で時間がかかるため、現代の暮らしの中で、その量を実際に目にしたことはありません。

私たちの好奇心はふくらみ、今出来る最善で、ものづくりにチャレンジしてみよう!と 、2017年冬至「大麻布新生プロジェクト」がスタートしました。
プロジェクトの中で、技術研鑽も行なっていくため、「日本古来の大麻文化継承プログラム」と連動しています。

材料は、貴重な精麻を使用

大麻博物館より仕入れた、大変貴重な「精麻」を使用しています。
現在、精麻に加工する「麻引き」という工程は、機械を使うことが主となっておりますが、今回は「手引きで1さっぱ」の精麻です。

通常、流通している精麻1枚は、茎3~4本から作られ、正式には「1さっぱ」と呼ばれています。
「1本の茎から手引きで1さっぱ」というのは、現代において贅沢で貴重な精麻であることが分かります。

精麻から糸にしていく工程では、とても扱いやすく、素材の大切さを実感しています。
どのような布に仕上がってゆくのか、とても楽しみです。

績み手は、どんな人たち?

績み手である、麻糸績み技能者「よりひめ」は、そのほとんどが本業があったり、子育て、介護中の女性たちです。
当会の理念である【麻糸績みを、日常へ。】の一片も、本プロジェクトでお伝えできると感じています。

暮らしの中に息づく、糸績みという営み

家族と過ごすように、友人と遊ぶように
食事をするように、仕事をするように、旅するように
日常の暮らしの中で、糸を績む。

プロジェクトの進行は、活動報告技術研鑽レポート、SNS等にて、お知らせいたします。
時には、「糸績みできていないー!」などの声もちらほら?
リアルな様子を、楽しみながら応援いただければ嬉しく思います。