いよいよ「織り」へ ①木枠上げ

昨年末、経糸にフノリをかけ終え、いよいよ織り工程に入ります。

麻糸績み技能者「よりひめ」たちのプロジェクトですが、ほとんどのメンバーは織りに関しては初心者です。
大麻布を織った経験をお持ちの先生に、織りのイロハから指導していただきながら作業を進めていきます。

大麻布を作るというときに、私たちは精麻から作業を始めます。
(精麻にするまでは農家さんのお仕事です)
精麻の状態では長さは測れませんので、重さを基準に進めていきます。

織りの工程からは、重さではなく長さを基準にする必要性を指導していただきました。
反物になった時の長さや幅を決め、織り機にセットする分の長さも計算に入れます。
経糸を何本にして、糸の密度もどうするのか大切です。

今回は「木枠上げ」という工程です。フノリをかけ終え、大きな枠に巻かれた状態の経糸を小さな木枠に巻き直します。

織り上がりの反物の長さや幅等を確認し、必要な数字を出してから作業に入ります。

便利な道具を上手く利用しながら、慎重にでも楽しみながらあっという間の初回工程となりました。

 

今回の工程で、糸が足りないことがわかりました。
織り工程に入ったばかりですが、一端お休みして、再び麻打ちと糸績みとなります。
こちらについては追って報告したいと思います。

 

参加者の感想

最初に、どのような織の工程があるかというところから先生に説明いただきとても勉強に
なりました。うすうすは気づいていたけど、もうこの時点でやっぱり織物って大変!!と、心の声。

そして、完成時の織幅、尺を考え、きちんと長さを計算するところからスタート。
ここでは、縮む(詰む?)幅も最初からちゃんと含めて算出。
これらから必要な経糸の数と長さを出し、ようやく木枠作業です。
木枠作業も、これまた「きちんと」数えながら行います。

着尺分の木枠作業は、一人で行えばなかなかの量かと思いますが、
プロジェクトでは参加者のみなさんと交代しつつ、会話をしつつ、まったり行えたので、
楽しさを味わったところで終わることができました。
また次の工程も楽しみです。

今回参加して、楽しかった・・という点はもちろんのこと、
績みやフノリかけなどの前工程が、そのあとの工程でどんな影響があるのかということが
よくわかり勉強になりました。

(よりひめ23番・にのみやりえこ)

 

糸を績むだけで満足していて織りには全く興味を持てずにいましたが、せっかくの機会なのでと参加しました。
第一回目ということもあり、織りを始めるための基本の考えと、それに伴う作業を教わりました。
結果、糸から布になるまでのイメージがしっかりしてきて、少しだけ織りに興味が持てるようになりました。
今後も出来るだけ参加して、大麻の糸が布になるまでの行程を、経験を通して見届けたいと思いました。

(よりひめ21番・湯川範子)

 

 

ゆっくりとですが、プロジェクトは進行中です。
次回のレポ―トを楽しみにお待ちください。