いよいよ「織り」へ ②整経

前回の木枠上げにて、糸が不足していることがわかったので
昨年後半は再び麻打ちと糸績み期間となっていました。

年末に経糸分が完成させ、年明けに織り工程へ戻ります。

今回は「整経」
布を織るのに必要な本数と長さを準備します。

先生にお手本を見せていただいたあと、実際に整経台の前へ。
糸が弛んだり、とばしたりしないように慎重に作業をします。

整経した経糸の順番がわかるように「綾」をとります。 

ズレがないか、慎重に進めます。

糸が途中で弛んでないか、落ちているところはないかなど
ひとつずつ丁寧に進めていきます。

次回の工程は「仮筬通し」です。

 

参加者の感想

「整経(せいけい)」とは文字通り「経(たて)糸を整える」ことであり、整経台という器具を使って経糸の長さと本数を整えるという作業がメインでした。

整経の説明の中には、今回整経台での作業がそのまま布の原型となり、とても重要な工程であるという話がありました。
また、整経の際に「綾を取る」という作業があり、これはトラブルの際に糸の順番(糸の並び)が分かるようにしておくための大事なものだということでした。

これを踏まえて先生からのレクチャー後、実際に整経台を使って整経を始めたのですが、重要なことがもう一つ。
それは、用意する経糸の本数に対して何回(何往復)整経を行うのかという計算を行ったうえでやり始めることでした。
そのため、頭で計算しながら整経を行うことになり、個人的には体力とは別のところでエネルギーを使う作業だと感じました。

文系脳の私は頭がパンクしそうでしたが、計算が得意な人や理系脳の人には、この作業は向いているかもしれません。

今回は全く初めての経験ということもあって参加者同士で助け合いながらの作業となりましたが、織りをされている方の大半はこれを1人で行っているということを想像すると、気の遠くなるような感じでした。
けれど経験してみたことで、「布を織る(作る)」ことの大変さを改めて知ることができました。
そういう意味でも織りの世界はとても深いのだな、と感じました。

私自身は向いてなさそうだということが分かったのですが、織り工程をひと通り知ることができる機会はそうそうないので、次回以降の講習にも続けて参加したいと思っています。
(よりひめ21番・湯川範子)

次回のレポ―トを楽しみにお待ちください。